連れが持ってきたもの

ヒモみたいな、詐欺師みたいな

連れがこの家にもってきたのは、

ゴミ袋3分ほどの服と、

2リットルのペットボトル6本入りのサイズの段ボール2つほどで。

段ボールには、仕事で使っていた文房具とか、

けっこうどうでもいいものが多くて。

ボールペンは、なんでこんなにあるんてくらい多くて。

しかも、インク出ないのも多くて。


連れが持ってきたものは少ないけど、

イラッとしたとき、1本ずつ捨ててやろうなんて思っていたのだけど。


ボールペンは、買うものではなくて

もらうものって思っているわたしだけど、

たまに買う。

そのたまに買うたPILOTのOpt.の色ちがいが

3本もあったので、

きいてみたら、それは2回はインクだけ換えたわ~って。



立入検査行ったときは、全てその場で手書きで、

ボールペンはよく使ったって。


もうその仕事には就いていないけど…。

あーそんなボールペン。

イラッとしたからって捨てたらダメやよね…。

まだ1本も捨てる前に知れてよかった。


ただそれだけ。

ウルフオブ…ウォールストリート…?

レオナルドディカプリオの映画のタイトル検索してしまった。

どうしても思い出せず。

これは、覚えられんわ。

原作のタイトルそのままなんかわからんけど、

もう少し…なんかなぁ……


バイトまで時間あるし、少しだけ日本酒のもうと思い、

湯呑み出して扉を開けて、日本酒の口を開けた瞬間に

連れが帰って来てしまって、慌ててしまったけど、

なんか悪いことしようとしてた?

って聞かれてごまかして、

白状したら、半分だけ飲ませてあたった。

まぁ、バイトあるからね…

でも、少しだけ…


わたしは本当にタイミングが悪い。

そして、油断も多い。

好みの尻

わたしは基本的にスケベったらしいから、

結構、男性も女性も観察している。

男性なんかは、ズボンのはき具合なんか、

見てしまうんよな…。

歩き方とかも。

仕分けでは、そんなとこ見てしまうし、

コンビニでは、職業柄というか、

手のひら。

グローブみたいな手の人がおる。

ちょー背の高いあの人。

結婚指輪している。


手。

レオナルドディカプリオの手って、

なんであんな職人みたいなんやろ。

ちょーーーセクシー。

顔よりセクシー。

若いときから俳優なんやから、

あのごつい指は、持って生まれたもんかな。


2年前からわたしも彼の映画みたいになってきた。

なんて映画やったっけ。

10回くらいみたのに、タイトル忘れた。

どんだけ追われた生活しとるんやろ、わたし。

あの、財閥から、堕ちてしまう話。

わたしは毎晩パーティーしていたわけではないけど、

今は2年前とは考えられん生活になったし。

自分が選んだのだけど…

でもたまに、本当に連れの首をしめたくなる。



日曜の晩、あんまりにも頭にきて、

でも、肉体的な仕返しは、男女の力では勝てんから、

連れが買うてきたポテチのBIGバッグを

くずくずにしてやった。

「これ…わたしがしたの?」ってきかれて、

「そう…」って答えた。

輪ゴムしてしまってあったから、

こっそり見たら、

納豆みたいな細かさになっていた。

あれは、スプーンですくって食べるといいわ。


タイトルからずいぶん流れたけど…

連れの尻は好きじゃない。

本当に高校球児だったのか?って疑わせる。

甲子園にも出場して、

女あそびはしたけど、

甲子園行くって目標のために炭酸も飲まんかったって。

そんなまじめやった高校球児が、

どうしてあんなクズのカスになったんかな。


それでも一緒におることを選んだのは

わたしなのだけど。